目次
/
第一五編 宗教、教育、文化
/
第三章 文化
/
第一節 文化
/
短歌・俳句
/
俳句
銀杏草社
872 ~ 873 / 1034ページ
昭和二年一二月、
臼尻
の中本菜花(和三郎)、阿保鴻月(卓)、佐藤涼舟(甚太)らが呼びかけて、田中芳山(恒)、静楽、二本柳北山人(北蔵)、高橋秀峰(秀顕)が参加して俳句の会、銀杏草社を結社した。
井上朴南(麟昇)、北越籬(まがき)(栄吉)、下郡山呑海(亮晋)、北越吐舟(栄三)、長谷部松魚らが参加して
臼尻
の俳句を盛んにした。
昭和六年八月、浅見稲香を招いたときの句集(北越家提供)が残されている。
人位
秋風の庵といつしかなりにけ里 菜花
地位
畑中の静に咲きし野菊哉 不石
天位
烏賊納屋の続くひとむら秋の風 まがき
中本菜花(和三郎) 中本家所蔵
稲呑選 まがきの句 北越邦雄提供