近世編
第一章 近世総説
第二章 近世初頭の浜松と徳川家康
第一節 松平氏のおこり 三
松平氏の発展
家康の人となり
第二節 松平元康の岡崎復帰 六
家康の自立
遠江国の情勢
第三節 松平家康の躍進 一一
家康の三河国統一
家康の改姓
第四節 遠江経略 一五
今川氏の弱体化
家康の遠江進駐
家康の遠江経営
第五節 浜松移城 二二
姉川の戦
浜松築城
武田信玄との争い
第六節 三方原合戦 二五
信玄の遠江侵入
家康の防戦
二俣城の失墜
三方原の戦
第七節 武田勝頼との戦い 三三
遠江高天神城の失陥
次子秀康の誕生
家康の遠江再度の経営
愛子
信康の死
高天神城の回復
第八節 羽柴秀吉の覇権 四二
家康の甲・信経営
近衛前久、家康にたよる
小牧・長久手の戦
家康の軍事動員計画
第九節 駿府移城 四六
秀吉との講和
家康の進むべき道
第十節 家康駿府移転後の浜松 四九
家康の駿府移転
領国経営
小田原征伐
堀尾氏と浜松
第三章 浜松城下町の形成
第一節 浜松城 六〇
位置と地勢
城郭
築城
その後の浜松城
第二節 武家屋敷と無役町 八六
近世都市浜松の特質
町割
武家屋敷
無役町と職人町
町と村の別
第三節 御役町の成立 九六
宿駅制度と御役
御役町の成立
幕藩体制下の浜松宿
第四章 浜松藩の確立
第一節 幕府政治の推移と浜松城主 一〇六
譜代大名
浜松城主
第二節 検地および新田開発と近世村落 一一一
検地
近世初期の検地
浜松藩の検地
新田開発
近世村落の成立と百姓
第三節 浜松藩領の成立と他領 一三四
初期の浜松藩領
浜松藩領の基本部分
浜松地方の天領・旗本領・寺社領
第四節 藩制の展開 一五〇
藩治職制
浜松藩の代官と組
村方支配と村役人
藩主の生活および
領民との接触
貢租取立
第五章 交通・産業経済の発展と町や村の生活
第一節 幕藩政の動向と浜松城主 一六九
幕藩政の動向
浜松城主
第二節 交通の発達 一七一
浜松を中心とする街道
姫街道
一里塚と立場
天竜川の渡船制度と船越村
浜松宿の規模
浜松宿の助郷
宿場の困窮
掛塚湊
第三節 町や村の生活 二一六
町屋の発達
戸口の変遷
町名のいわれ
十職
三品
第四節 産業経済の発展 二五一
新田開発
農民と水
天変地異
入会地三方原
天明の飢饉
山論と川論
漁業
鳥浦
藻草
畳表・海苔・砂糖・蜜柑・和紙・石灰
遠州木綿
染色業
笠井市
商品流通と在郷商業資本
変貌する浜松
第六章 藩政の動揺と民衆の動向
第一節 浜松藩主水野忠邦 三〇五
忠邦の経歴と天保の改革
忠邦と浜松
第二節 浜松藩の財政窮乏と農村の疲弊 三〇九
浜松藩の知行地
水野氏の家臣団
水野藩の財政窮乏
収奪にあえぐ浜松領
変わりゆく農村
天保の飢饉
第三節 水野藩の藩政改革 三二二
勤倹と節約
勧農と貯穀
増産と興産
文教
第四節 外国の圧力と浜松藩の軍事改革 三三二
海防問題
浜松藩の軍事改革
農兵隊
士民一体の海防
第五節 水野氏の移封と弘化三年の百姓一揆 三三八
水野氏の移封
怒る領民
浜松城下をめざす
一揆の再燃
第六節 井上藩の安政改革 三四五
井上二代
浜松藩の海防問題
神主隊
風儀取締
資金調達
植物仕法
岡村義理の建白
第七節 慶応年間の藩政改革 三八八
浜松の文久三年
仕法掛の任命
天狗党の西上
仕法掛の建白と活動
農兵隊の結成
新川運河の開掘
第八節 徳川幕府の滅亡と浜松 四一五
井上藩の態度
遠州報国隊の活動
第七章 文化の興隆
第一節 寺院と神社 四四三
幕府の宗教統制と仏教政策
黄檗宗と浜松
白隠と浜松
西遠地方の寺院
浜松の寺院
庶民の仏たち
神道政策
西遠地方の神社
浜松の神社
庶民の神々
幕末の寺院と神社
第二節 国学 四八二
遠江国学の始祖杉浦国頭
浜松の和歌会
日本書紀の研究と尽敬会
賀茂真渕を育んだ浜松
真渕の勉学
江戸と浜松
遠江国学の発展
内山真竜とその周辺
石塚竜麿とその周辺
高林方朗とその周辺
幕末における遠江国学
第三節 漢学・医学・蘭学 五二八
漢学
医学
蘭学
第四節 教育の普及 五三六
近世の教育
浜松藩の藩校
私塾と寺子屋
第五節 庶民の教養・娯楽 五四五
一 俳諧
初期の俳諧
蕉風の拡がった時代
俳諧の普及
俳諧の庶民化
二 建築・絵画・書道
神社の建築物と庭園
遠江画壇の形成
浜松画壇の形成
半香・顕斎時代
画会
絵馬
書道
三 和算
初期の和算
遠江における算法の普及
伊能忠敬の測量
幕末の算法
四 囲碁
初期の囲碁
山本源吉とその周辺
幕末の盛況
五 武芸
武術
弓術
第六節 生活と習俗 六〇四
講
遠州大念仏
浜松の凧揚げ
風俗
年中行事
町や村の芸人
年表
索引
付図 御家中配列図
青山御領分絵図