近 世 編
徳川家康像 (静岡市 久能山東照宮蔵) 四
飯尾連竜判物 (浜松市向宿町 寿量院蔵) 八
今川氏真判物 (浜松市頭陀寺町 頭陀寺旧蔵) 八
飯尾連竜墓(浜松市成子町 東漸寺) 九
徳川家康起請文(江馬文書) 一〇
徳川家康普済寺客殿再興棟札 部分 (浜松市広沢 普済寺蔵) 一三
徳川家康判物 (浜松市倉松町 寿福寺蔵) 一四
徳川家康判物 (浜松市鴨江 鴨江寺蔵) 一四
遠江経略要地図 一六‐一七
三方原戦図 二八
祝田坂古戦場(引佐郡細江町) 二九
三方原古戦場 三一
三方原古戦場犀ヶ崖碑(浜松市鹿谷町) 三一
平手監物汎秀墓(浜松市東伊場) 三一
徳川信康廟(天竜市清滝寺) 三八
築山御前墓(浜松市広沢 西来院) 三九
近衛前久書状 (浜松市龍禅寺町 竜禅寺旧蔵) 四四
徳川家七か条定書 (和地村旧蔵 浜松市立郷土博物館蔵) 五二-五三
明治二十三年浜松城地勢図 六一
浜松城略絵図(安政年間) 六二‐六三
現在の浜松城(昭和三十三年再建) 六四
浜松城天守曲輪実測図 六六
青山家二の丸絵図 (青山家旧蔵) 六八
明治初年の鎧掛松(浜松市元城町) 七一
今にのこる天主台の石垣 七六
明治初年の浜松城 八一
浜松御城下略絵図 八七
名残組屋敷(部分) 八八
後道侍屋敷 八九
慶長六年浜松伝馬朱印状 (東大史料編纂所蔵) 九七
高力摂津守忠房寄進手洗鉢(浜松市利町 五社神社諏訪神社) 一〇八
青山因幡守宗俊内藤氏宛書簡 (浜松市貴平町 内藤金弥氏蔵) 一一〇
慶長十六年北嶋村検地帳 (浜松市北島町 大橋正夫氏蔵) 一一五
慶安五年安間新田村検地帳 (浜松市安新町 安間 祐氏蔵) 一一五
飯田新田切起手形 (浜松市龍光町 伊藤真一氏蔵) 一二三
浜松領境石(浜松市薬新町) 一三四
大久保代官所跡(浜松市大久保町) 一四五
志都呂代官所跡(浜松市志都呂町) 一四五
旧大沢藩邸門(浜名郡湖西町新所 法泉寺) 一四七
高林伊兵衛忠勝自筆一代記 (浜松市立図書館蔵) 一五二
下大瀬村年代記 (浜松市鴨江 渥美静一氏蔵) 一五五
宝暦二年下都田村五人組帳 (浜松市都田町 坂本柳次氏蔵) 一五七
寛政十年正月年始席次 浜松宿諸職記録 部分(浜松市紺屋町 中山忠平氏蔵) 一六一
享保十四年有玉下村年貢割付状 前部・後部(浜松市立図書館蔵) 一六五
松平信祝筆懐紙 (浜松市鴨江 渥美静一氏蔵) 一七〇
琉球使節墓(浜松市平田町 西見寺) 一七八
姫街道の松並木(浜松市三方原付近) 一七九
姫街道地図 一八〇
追分一 里塚(浜松市葵町) 一八三
甲陽軍鑑の天竜川絵図 遠江国風土記伝 一八七
正保図牒の天竜川絵図 遠江国風土記伝 一八七
天竜川渡船場図 青山御領分絵図 部分 一八八
嘉永三年浜松宿杉浦本陣の図 (浜松市菅原町 川島浦治氏蔵) 一九七
元禄七年浜松・舞坂両宿助郷村図 二〇二
天保十四年敷智郡入野村助郷歎願書前部・後部 二一〇-二一一
浜松宿中心部要図 二一九
浜松宿略絵図(宝永時代)(浜松市菅原町 川島浦治氏蔵) 二二〇-二二一
宿の中心部 伝馬町付近 浜松御城下細見絵図 部分(浜松市鴨江 渥美静一氏蔵) 二二三
宿の周辺部 新町付近 浜松御城下細見絵図 部分(浜松市鴨江 渥美静一氏蔵) 二二三
文政六年浜松宿秤文書 (浜松市三組町 内田六郎氏蔵) 二二七
享保十三年浜松宿質屋仲間定 (浜松市鴨江 渥美静一氏蔵) 二二八
浜松宿諸職記録 部分 (浜松市紺屋町 中山忠平氏蔵) 二三七
正徳三年塩町塩出入文書(浜松市恒武町 田辺寛司氏蔵) 二四四-二四五
宇布見村山崎村塩浜図 青山御領分絵図 部分 二四六
新源太夫堀と新羅神社遠望(浜松市江之島町) 二五三
変 化 抄 (浜松市入野町 竹村梶代氏蔵) 二五四
寛延三年下飯田村天竜川境目朱引絵図(浜松市飯田町 大杉繁男氏蔵) 二五八
文化文政の用水路(下飯田用水) 二五九
三方原争論裁許図裏書 二六七
滝沢山論裁許図 (浜松市滝沢町自治会蔵) 二七三
宇布見村村櫛村藻草海上境裁許絵図 二七九
和泉屋永代帳 (浜松市広沢 木俣博雅氏蔵) 二八六
小栗家歳々有物帳 (浜松市恒武町 小栗節子氏蔵) 二八七
小山みい頌徳石灯籠(浜松市 蒲神明宮) 二九〇
嘉永二年笠井市場出入文書 (浜松市笠井町 川島光治郎氏蔵) 二九三
牧田家文書からみた幕末期西遠地方の商品流通圏図 二九八-二九九
浜松宿新町町並図 (浜松市立図書館蔵) 三〇二-三〇三
水野忠邦像 (東京都立大学蔵) 三〇六
水野藩知行目録 (東京都立大学蔵) 三一〇
浜松告禀録 (東京都立大学蔵) 三一四
高林家諸用記 (浜松市立図書館蔵) 三一八
都田村年代手鑑 部分 (浜松市都田町 坂本柳次氏蔵) 三二一
自国警衛組書 (東京都立大学蔵) 三三四
遠州浜松騒動記 (浜松市三組町 内田六郎氏蔵) 三三八
破地士等窠 (浜松市高町 石原信保氏蔵) 三三九
弘化三年百姓一揆関係図 三四〇
岡村義理像(岡村父祖事蹟) 三五二
米津台場跡(浜松市米津町) 三五七
四 ッ 池(浜松市幸町) 三八二
浜松領使用「肥し預」 (浜松市立郷土博物館蔵) 三八六
松藩記録 (国立国会図書館蔵) 四一七
遠州報国隊天竜川岸整列の図(浜松市城北 川上元雄氏蔵) 四二二-四二三
桑原真清像(国事鞅掌報效志士人名録) 四二五
遠州報国隊記念碑(浜松市利町 五社公園) 四四一
宗門送り状 四四六
浜松田町宗旨改帳 (引佐郡細江町 林岱雲氏蔵) 四四七
過 去 帳 (浜松市庄内町 宿芦寺蔵) 四四八
牌座順席帳 (浜松市庄内町 宿芦寺蔵) 四四八
石 窓 像(浜松市天神町 大雄寺) 四五二
大雄寺漢門(浜松市天神町 大雄寺) 四五三
白隠著八重葎 (浜名郡可美村高塚 地蔵院蔵) 四五五
鴨 江 寺(浜松市鴨江) 四六一
正徳元年頭陀寺道しるべ(浜松市頭陀寺町) 四六五
秋 葉 神 社(浜松市三組町) 四七一
有玉神社流鏑馬(浜松市有玉南町 有玉神社) 四七四
賀久留神社祭礼行列図 (浜松市神ヶ谷町 賀久留神社蔵) 四七六-四七七
秋 葉 灯 籠(浜北市宮口) 四七八
道 祖 神(浜松市大瀬町) 四七九
杉浦国頭筆懐紙 (浜松市元魚町 三浦 巌氏蔵) 四八二
杉浦真崎筆懐紙 (浜松市鴨江 渥美静一氏蔵) 四八五
森 暉 昌 像 (浜松市鴨江 渥美静一氏蔵) 四八六
森 繁子筆短冊 (浜松市鴨江 渥美静一氏蔵) 四八七
柳瀬方塾筆懐紙 (浜松市鴨江 渥美静一氏蔵) 四八八
杉浦国頭家和歌会留書序文 (浜松市東伊場 岡部厳夫氏蔵) 四八九
賀茂真淵筆臨江寺歌会詠草 (浜松市元魚町 三浦 巌氏蔵) 四九五
内山真竜筆賀茂真淵像 四九九
賀茂真淵夫妻墓(浜松市中沢町 浜松市霊地) 五〇一
賀茂真淵筆植田喜右衛門・同七三郎宛書簡(浜松市立図書館蔵) 五〇五
賀茂真淵著万葉集遠江歌考 (浜松市立図書館蔵) 五〇七
水野忠邦筆県居翁霊社碑銘 (浜松市立図書館蔵) 五一四
内山真竜自画讃 (天竜市 内山忠三郎氏蔵) 五一五
石塚竜麿筆懐紙 (浜松市鴨江 渥美静一氏蔵) 五一九
波多 完自筆歌集詠藻 (浜松市立図書館蔵) 五一九
小栗広伴筆懐紙 (浜松市鴨江 渥美静一氏蔵) 五二一
万葉集遠江歌考版木 (浜名郡湖西町 蔵法寺蔵) 五二二
高林方朗筆懐紙 (浜松市鴨江 渥美静一氏蔵) 五二三
竹村尚規歌集竹の五百枝 (浜松市立図書館蔵) 五二四
遠江国学者分布図 五二六-五二七
渡辺蒙庵著老子愚読 (浜松市立図書館蔵) 五二九
名倉予何人筆半切 (浜松市鴨江 渥美静一氏蔵) 五三〇
木村竜江碑(浜松市元魚町) 五三一
村尾元融著続日本紀考証 (浜松市立図書館蔵) 五三四
岡村義昌手沢本蘭書ズーフハルマ(岡村父祖事蹟) 五三五
経誼館棟札 五三八
経誼館掲示(宕陰存稿) 五三九
克明館配置図 安政元年浜松城の図 部分 五四一
巴静笠塚の句碑(浜松市鴨江 鴨江寺) 五五〇
芭蕉柳の句碑(浜松市紺屋町 蓮華寺) 五五一
蝶夢不二の山の句碑(浜松市入野町 臨江寺) 五五三
徐生梅の句 文政五年歳旦歳暮 (浜松市城北 塚本五郎氏蔵) 五五八
五社神社拝殿正面欄間彫刻 五七〇
伊藤煙坰筆山水の図 (浜松市鴨江 渥美静一氏蔵) 五七二
福田半香筆舘山寺の図 (浜松市鹿谷町 野島新作氏蔵) 五七三
樋口思斎筆山水の図 (浜松市三組町 内田六郎氏蔵) 五七六
小栗松靄筆清渓煎茶の図 (浜松市立図書館蔵) 五七八
藤田松湖筆山水の図 (浜松市松小池町 岡本幸太郎氏蔵) 五七九
花学院の絵馬(浜松市西鴨江町 花学院) 五八〇
小沢仁庵筆滝の歌 (浜松市野口町 山下利夫氏蔵) 五八三
渡辺謙堂作遠江小図 (浜松市鴨江 渥美静一氏蔵) 五八八
安間好易編追遠発矇 (浜松市城北 塚本五郎氏蔵) 五八九
服部因徹山本源吉対局 (浜松市城北 塚本五郎氏蔵) 五九四
安政五年駿遠囲碁番付 部分 (浜松市城北 塚本五郎氏蔵) 五九六
庚申像(青面金剛) (浜松市神田町下組蔵) 六〇五
遠州大念仏(浜松市滝沢町) 六〇八
凧御触読聞受印帳 (浜松市鴨江 渥美静一氏蔵) 六一〇
削り掛け(浜松市西町) 六一四
浜松の凧揚げ 六一五
都田の舞台(浜松市都田町 須倍神社境内) 六一九
御家中配列図解説
「御家中配列図」は青山家旧蔵(凡例参照)。青山氏の浜松在住は、延宝六年(一六七八)から元禄十五年(一七〇二)までであるから、その成立は元禄期前後であろう。大きさ縦(南北)三、一五メートル、横(東西)三メートル、浜松城下を画いた図としては、もっとも大きいものである。絵図は、家中屋敷は黄、町屋は青というように彩色をほどこし、とくにその屋敷は戸別にし、おもな屋敷には間口奥行の数字、居住者の姓名まで詳細に記載している。
この絵図によって作製したのが、八七ページの「浜松御城下略絵図」とこれにつづく「侍屋敷図」である。
本巻には、武家屋敷成立期の実態を示す貴重な資料として折込みカラー写真によって掲載をした。