目次
/
第二章 近世初頭の浜松と徳川家康
/
第一節 松平氏のおこり
/
家康の人となり
家康の誕生
4 ~ 4 / 686ページ
天文十年十六歳の広忠は刈屋城主水野忠政の娘於大(おだい)(のちの伝通院)をめとった。そして翌年十二月嫡子竹千代が誕生した。これがのちの家康である。しかし忠政が死ぬと、あとをついだ信元は織田信秀に味方したため、広忠は水野氏と絶縁し、於大を送りかえし、戸田康光の女を妻にむかえた。