[家康の遠江進駐]

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 今川氏の弱体ぶりをみた遠江の国人(こくにん)(豪族)のうちには、はやくから家康に心をよせるものもあった。永禄十一年(一五六八)のはじめに家康は、遠江の占領をはじめていたと考えられる。信長との連絡で、その上洛がま近いことを知り、動きだしたのであろう。