目次
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第二章 近世初頭の浜松と徳川家康
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第五節 浜松移城
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武田信玄との争い
家康信玄と絶つ
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元亀元年十月八日家康は、輝虎に誓書をおくり信玄と絶縁することを誓い、信長と輝虎との和親をはかってもよいと述べた。信玄の女と信長の嫡子奇妙との婚約を破棄させるよう、信長にそれとなく申し入れようと付言した。【家康輝虎と結ぶ】家康は信長と同盟しているが、いま上杉輝虎とむすんだ。両方とも信玄に対する利害関係が同じだからである。