目次
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第二章 近世初頭の浜松と徳川家康
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第六節 三方原合戦
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家康の防戦
[家康の防戦]
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家康も浜松から出馬して、内藤信成らに偵察させた。偵察隊は見付(磐田市)の台から袋井方面の降り口につく。このあたりで武田軍の攻撃をうけた。家康は本多忠勝を殿軍(しんがり・しずはらい)とし、西方にむけ退却した。【一言坂の戦】武田軍は近路(ちかみち)をとり、見付の西の降口(くだりぐち)にあたる一言坂(ひとことざか)(見付から約一キロ)で家康の本隊に追いつき、後方をたちきろうとする。ここで一言坂の戦いがあった。家康は天竜川を渡り浜松に帰る。