二俣城の地形

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 二俣は、浜松の北方約二〇キロ、浜松から南信方面への交通路の要地である。その城は海抜約三七メートルの岩石の台地にたち、北方が空濠になり三方面は河流に囲まれている。二俣城は、今川氏の将松井和泉守が家康の入国のとき降参した。家康は鵜殿氏長に守らせ、事態が急迫すると中根正照をいれる。
 合代島に陣した信玄は、子勝頼に二俣城を攻めさせ、馬場信春に北条氏政の援兵をそえて浜松からの援兵にそなえさせた。