目次
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第二章 近世初頭の浜松と徳川家康
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第七節 武田勝頼との戦い
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遠江高天神城の失陥
武田勝頼と対決
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信玄のあとをついだ勝頼は、りっぱな武将である。これから天正十年(一五八二)三月十一日武田氏が滅亡するまでの十年間、家康と勝頼との対決がつづく。それは(一)元亀四年(天正元年)四月勝頼が武田氏を相続してのち、同三年五月長篠合戦まで(二)長篠合戦から天正九年三月遠州高天神落城まで(三)高天神落城から天正十年三月武田氏滅亡までの三期にわけることができよう。