目次
/
第二章 近世初頭の浜松と徳川家康
/
第八節 羽柴秀吉の覇権
/
家康の甲信経営
家康の駿河甲斐等の経営成る
43 ~ 43 / 686ページ
家康は武田氏の家臣団を、たとえば井伊直政などの家臣として吸収した。その総人数は八百九十五人、彼らは天正十年八月二十一日、起請文を提出し忠誓を誓った。【秋葉社】この起請文は秋葉社(当市三組町)に奉納されたという(『浜松御在城記』)。こうして、家康の駿河・甲斐・信濃南半部地方の経営は天正十一年には、いちおう完了した。