目次
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第二章 近世初頭の浜松と徳川家康
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第八節 羽柴秀吉の覇権
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家康の軍事動員計画
給人農民の統制強化
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陣夫役で徴発されて戦死したり、逃げだしたものは多かった。家康は小牧・長久手の役では、かなり徹底した動員をして、給人・農民の統制をきびしくして、秀吉政権に対抗できるほどに軍事力を強くした。しかし農民の疲弊と農民の反抗ははげしくなるので、分国を支配する機構はいっそう整えられていくのである。