天守台

65 ~ 65 / 686ページ
 天守台 天守曲輪の内部にある。ほぼ矩形をなし、四周は石垣をもってかこむ。およそ七十坪(二四〇平方メートル)。上り口は一か所、広場の南側から三回(最初は十段、つぎは六段、最後十四段)に屈曲した石段を上がって東むきの正面入口に達する。
 【八幡台】天守台につらなって北西に五段の石段により一段と高く突出した平地がある。およそ十坪余(四〇平方メートル)。八幡台とよび、城郭中の最高所(水準標があり、高さ四一・九メートル、しかし最近向坂鋼二氏の測量によれば四一・三三メートルである)となっている。たぶん八幡大菩薩を奉祀したところだろう。