目次
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第三章 浜松城下町の形成
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第一節 浜松城
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城郭
城櫓
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ここで城櫓をまとめてみると、本丸には菱櫓と富士見櫓、多聞に太鼓櫓、清水曲輪と西端城曲輪とが連続する突角部に銭櫓、南外濠と東外濠とを結ぶ突角部に角櫓(すみやぐら)(二層、間口五間・奥行六間)があり、それぞれ連係を保っていた。菱櫓とは菱の実がすこぶる堅固なものだからそれにちなんで名づけたのであろう。