城下町で宿場町

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 近世都市としての浜松は、浜松藩の城下町の中に東海道の宿駅を包むかたちで成立し発展したところに特色があった。その成立過程を大観すると、端緒は前代にあったが(『浜松市史一』)、画期的な時点として寛永・寛文・元禄の各時期が注目されるのであって、それは幕藩体制の確立過程における諸段階として一般に指摘されている時点とまさしく対応するものである。