宿駅制度の目的

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 江戸時代の宿駅制度は、公用(公儀御用)の旅行者・貨物の通行運輸休泊や通信を確実に(一定数の人馬を常備して継立て)低廉に(無賃または現実の相場よりも安い公定賃銭で)、優先的に(一般の貨客よりも)行なうことを第一の目的としていた。このことは宿場における伝馬人足の負担を御役と称していたことにもあらわれている。