「浜松御城下細見絵図」によって、浜松町地の景観と特色を併せてつぎに紹介する。
(表)浜松宿御役町成立過程表
取立町名 | 伝馬町 伝馬数 | 歩役町 | 町の取立者 | 備考 | ||
人足数 | 駄賃伝馬数 | |||||
慶長6 | 伝馬町 | 36疋 | 杉浦助右衛門 | 東海辺宿駅伝馬制創始,旧称十王町 | ||
慶長年間 | 肴町 | 128人 | 55疋 | 小島三郎右衛門外 | 歩役三町方と称す | |
田町 | 杉本彦九郎外 | |||||
旅籠町 | 杉浦八郎左衛門外 | |||||
元和2 | 伝馬町 | 梅屋市左衛門 | 伝馬不足の時は在郷から雇馬の旨仰付 | |||
計75疋 | ||||||
寛永14 | 浜松宿の助郷制始まる | |||||
〃15 | 塩町 | 小山市郎兵衛外 | 伝馬町・塩町を伝馬役二町方と袮す | |||
計100疋 | ||||||
〃19 | 伝馬役町の有馬実数61疋 | |||||
万治2 | 道中奉行設置 | |||||
寛文7 | 伝馬役町の有馬69疋 | |||||
〃8 | 役町間に訴論あり,幕府裁断により五町同役となる,伝馬数155疋 | |||||
延宝8 | 役町の有馬48疋 | |||||
正徳2 | 連尺町 | 御役町に加わる,旅籠町の訴願によるもので,旅籠町の役の半分を負担 |