目次
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第三章 浜松城下町の形成
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第三節 御役町の成立
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幕藩体制下の浜松宿
幕府の助成
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【拝借金】幕府は万治二年、道中奉行を創設し、翌三年には東海道各宿駅に拝借金を出したが、その際御料の宿駅へは金五百両、私領内の宿駅へは三百両と差別をつけた。これは、私領内の宿駅の維持運営に関する責任を藩主に分担させようとする幕府の意図を示すものと思われる。【拝借米】寛文八年に拝借した銭三千貫の返済事務を浜松城主が行なっており、同年の拝借米七百俵は浜松城から渡され三年後に城主宛に返済されている。