五右衛門家構造

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 【持高 家族 神主 海運業】この時の庄屋五右衛門家は下中嶋・下前嶋両村に出作(でづくり・でさく)地二十石余を所持していたので、その持高合計は九十九石余(約十町歩)におよび、その家族構成は二十九人、内訳は男十六人(下男十三含む)女十三人(下女九含む)で、馬二疋・犬三疋を持ち、大神宮の神主を兼ね、浜松藩主の年貢米や商人荷物を江戸へ運送する海運業にも従事していた。複合家族経営に依存する家父長制的地主の一例とみられよう。
 
元禄16年松嶋村概況
戸数33並百姓21・五右衛門抱百姓12
人数199男100(内下男19・7歳以下12)
女99(内下女21・7歳以下19)
村高135石余78石余五右衛門持高・20石五右衛門分家持高,残余高を19人の並百姓所持
9 
5 

種類地積分米石盛
上畑40528.47
中畑228 13.6 6
下畑318 15.9 5
中田285 19.9 7
下田13 0.9 6
屋敷87  19
1338 86.6