浜松領の中心地域

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 【敷智郡 長上郡】右の次第で浜松藩領は敷智・長上両郡に集中している。【藩領五万石】この地域を根幹として元禄期に浜松藩領五万石が確立し、これが譜代小藩としての浜松藩領の基本部分(城付地)として幕末まで継承されたのである。その実態の飛地を含めて示したのが下表である。なお、水野家知行目録の内訳については後述する(第六章第二節)。
 
(表)浜松藩領基本部分継承一覧表
国名年代慶長15(1610)元和3(1617)寛永2(1625)寛永11寛文4(1664)元禄13(1700)元禄16寛延2(1749)宝暦8(1758)天保10(1839)
  藩主名
郡名   
水野重仲水野重仲高力忠房高力忠房太田資宗青山忠重松平資俊松平資訓井上正経水野忠邦
遠江敷智の内68村
  15300
8村35384郡の内
11500

5000
53村1366261村16436豊田郡を除く
5郡の内
50005
6郡の内6郡の内75村24640
長上の内42村590766村1580386村1715782村20014
豊田の内2村11127村347956村1083346村10290
麁玉の内3村1093村1093村279
引佐の内3村19824村19834村2150
山名の内19村435014村3078
小計68村1530052村9556  152村35037229村5087650005  224村60453
駿河 1村448    
常陸 10000    
武蔵 20000   
備中   4郡の内20000  
近江   6郡の内2郡の内3郡の内
27村 10000
総計25300353003150036500350375087670005700006000070453
典拠浜松領御知行割
新訂寛政重修諸家譜
寛重修譜同上寛文印知集元禄高帳寛重修譜
浜松領諸役御高帳
寛重修譜同左水野家知行目録