民政関係の職種

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 浜松藩家臣団の役職は藩体制確立の一環をなすものとして整備されたと考えられるが、当時の職制の全貌を伝える史料は見あたらない。参考までに幕末期の水野時代・井上時代の民政関係の職制を紹介する。【水野氏】『旅籠町杉浦日記』によると、文政九年(一八二六)の水野藩の主要な役職・人員として、家老二・年寄三・町奉行二・目付五・吟味奉行五・宗旨方奉行二・代官五・調方四・町郡手代四・宗旨手代二・問屋出役三・町郡小頭四があげられている。
 なお文化十四年(一八一七)の水野家中のおもな役職名・石高については第六章に述べる。