松平信祝

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 【浜松入封】松平信祝(のぶとき)(長沢氏)は、正徳二年三河吉田城主となり、まもなく奏者番に任ぜられ、その後享保十四年に大坂城代に任ぜられるとともに浜松城主に封ぜられた。【老中】そして同十五年には老中の職に補せられ侍従に進み、延享(えんきょう)元年死去(六十二歳)まで老中在職十五年間におよび、将軍家の信任があつかった。そして前述(第四章)したように享保二十年(一七三五)に浜松藩では目安箱が採用施行されていることに注目したい。ともかく浜松城主出世コースの典型の一人といえる。