目次
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第五章 交通・産業経済の発展と町や村の生活
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第二節 交通の発達
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姫街道
姫街道の重要性
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浜名湖の今切の渡船をさけて通行がしげかったので、幕府でも重視した道で『本坂御往来留書』(文部省史料館所蔵)には元和八年(一六二二)から宝永五年(一七〇八)まで八十六年間、すなわち近世初期における諸侯通行の概略が記されているが、これによってもこの街道が脇道と呼ばれるようなものでないことがわかる。明和元年(一七六四)には道中奉行の支配に属している(『御触書天明集成』)。