目次
/
第五章 交通・産業経済の発展と町や村の生活
/
第四節 産業経済の発展
/
農民と水
都田川流域
261 ~ 262 / 686ページ
【下都田村】都田川流域では安政四年(一八五七)に下都田村と川下の祝田・上刑部・中刑部・下刑部の四か村の間で、やはり河水の分配について論争がおきている。
以上はほんのわずかな例にすぎないが、灌漑用水はもともと水田耕作の死命を制するものであったから、大なり小なりに枚挙にいとまがないほど惹起したことと思われる。