延宝の大風

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 産業経済の発展を妨げるものに各種の災害があった(年表参照)。延宝八年(一六八〇)八月六日に大風があり、浜松城が破損し潰家三百五十八軒におよんだことはすでに述べた(『玉露叢』『山鹿素行先生日記』)。ことに毎年のように本土を襲う台風は天竜川・安間川をはじめとする諸川の氾濫を招き破堤による被害をおこしている。