目次
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第五章 交通・産業経済の発展と町や村の生活
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第四節 産業経済の発展
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遠州木綿
庄内地域
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最後は庄内地方であるが、堀江村(当市舘山寺町)宿芦寺の『住職留書』によると、延享四年(一七四七)に「此年六月十二日ヨリ七月十日迄大旱魃、夏作半気、木綿皆無」で「百年以来困窮」であったが、翌五年(寛延元年)「六月中旱魃、粟稗半作取り、米は豊年、木綿十分」、寛延二年「大暑木綿半気」とあって綿作が行なわれたことを記録している。