綿作の普及

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 以上四地域に大別して綿の耕作記録をおぼろげながらたどってきたわけであるが、このようにみてくると、東は天竜川右岸から西は浜名湖岸にいたる西遠平野に綿作がゆきわたったのは、大体十七世紀の後半から十八世紀の初頭とみてよいのではなかろうか。