目次
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第五章 交通・産業経済の発展と町や村の生活
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第四節 産業経済の発展
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染色業
藍染
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ことに浜松東北部の綿作地帯には、国領組五十三か村のうち笠井村(一人)・中瀬村(三人)・松木嶋村(二人)高薗村(四人)・長命村(三人)三家村(一人)には十四人の紺屋職があって、付近の農家の依頼をうけて綿糸の藍染業に従事したのであった。染料の藍や紫草がこの地方の特産であったことは遠州木綿の項でふれたとおりである。