紫染

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 数は少ないが紫染専門の染色業者もあった。高薗村「紫屋」の初代源右衛門は元禄時代に付近の農家から紫草を買い集めて紫染めをはじめ、子孫がひきつづいて五代目までその業に従事し、同家の一族にも笠井村で紫染めをいとなむものもあったという(浜北市小杉家口伝)。