[勤倹と節約]

322 ~ 323 / 686ページ
 水野藩の藩政改革は、移りゆく世相を背景とし前述したような天災地異のあいだに強行されたのであった。その目的は一に藩の収益を増し藩財政の立て直しを推進するにあったといえようが、つぎにその大要を勤倹と節約・勧農奨励・増産と興産・軍制改革の四項に分けて述べよう。