目次
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第六章 藩政の動揺と民衆の動向
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第六節 井上藩の安政改革
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井上二代
井上正春
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藩主も八代目河内守正甫(まさもと)はすでに没し、九代目河内守正春にかわっていた。正春は文政三年(一八二〇)父の正甫の封を襲ぎ、天保五年には寺社奉行となった。天保九年には大坂城代となって、大塩平八郎によってうちこわされた直後の大坂に赴任し、変わりゆく時代の激しさを感じとったことであろう。