目次
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第六章 藩政の動揺と民衆の動向
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第七節 慶応年間の藩政改革
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仕法掛の建白と活動
仕法掛の建白書
398 ~ 398 / 686ページ
慶応元年二月、十四名の仕法掛は十一項目にわたる建白書を藩役所に提出した。『浜松市史史料編五』に収められた「御仕法立見込帳」は、別に「十一箇条建白」と題するほとんど同文同内容の下書とみられるものの存在することからも、勘定奉行の下問にこたえて仕法掛が提出した建白書であり、これが採用されてめざす藩政改革の方針書とされたものであろうか。この仕法立見込帳の内容を概略説明すると、