目次
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第六章 藩政の動揺と民衆の動向
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第八節 徳川幕府の滅亡と浜松
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遠州報国隊の活動
従軍許可
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【三月】三月十五日大総督府下参謀西郷吉之助は大久保初太郎と木部次郎(浜松秋葉社神主)に、甲州の戦況を偵察するよう命じ、この任務は立派にはたされたのであろう、二十一日待望の従軍許可の報が、県石見・木部次郎の両名によって浜松にもたらされた。この報は夜を徹して隊員たちに伝えられた。