目次
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第六章 藩政の動揺と民衆の動向
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第八節 徳川幕府の滅亡と浜松
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遠州報国隊の活動
招魂祭参加
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六月二日には江戸城西の丸の大広間で、戊辰戦役戦没者の招魂祭が挙行された。この祭儀には、神主を本職とする報国・赤心両隊員が多数たずさわった。【祭主】中でも祭主は大久保初太郎・同助役桑原真清、楽の係は杉浦大学、会計官に入っていた池田庄三郎、ほかに他藩より出された二名があたり、神供献には報国・赤心両隊より九人がえらばれた。多数の顕官の列座する中での盛儀で、大久保はもとより隊員たちの感激はひとしおのものがあった。