寺院の統制

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 ところで、幕府がこの寺院統制の目的を果たしたのは寛文五年(一六六五)の「諸宗寺院法度」の公布であったというが、この法度の趣旨が徹底するにつれて発達していったのが、本末制度・檀家制度と称されるもので、これは江戸時代を通じて寺院を支配した鉄則であった。
 つぎにこの二つの制度について述べよう。