金山社

472 ~ 472 / 686ページ
 金山社(当市栄町)鍛冶職が守護神。社伝によると、浜松城建設にあたり城内へ創立されたが、寛永年間五社明神造営のおり清水谷(しみずだに)(当市中山町)で金銀鋼鉄の鋳造をすることになったので、この地へ遷座したのだという(前述)。鍛冶頭の村石九郎右衛門は、家康に供奉して浜松に来たり、はじめ城内三の丸に住んだが、浜松町割のとき同業二十九軒とともに鍛冶町へ割地をうけ居住するようになった、と伝えている。