社宮司社

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 社宮司社 赤宮・社宮・尺地・社護司・斜口、またはおしゃもじさまなどと種々の名称でよばれ、風邪や咳などをなおす神として信仰された。『静岡県神社志』によればこの種の神社は浜松付近(旧浜名郡)にもっとも多いという。入野村赤宮神(しゃぐじん)の赤宮神は、現在入野町西彦尾に移したが、いまも毎年九月十七日を例祭日と定めているし(竹村清氏調査)、上都田村片瀬の社宮社では大晦日の火祭が行なわれ、接待の餅を焼いてたべると風邪をひかないといわれる。