(表)賀茂真渕著書目録
古事記・日本書紀に関するもの | |||||
著書名 | 巻数 | 著作年代 | 西暦 | 年令 | |
日本紀和歌略註 | 三 | 明和二 | 一七六五 | 六九 | |
仮字書古事記 | 三 | 明和五 | 一七六八 | 七二 | |
万葉集・祝詞に関するもの | |||||
万葉集遠江歌考 | 一 | 寛保二 | 一七四二 | 四六 | |
万葉解 | 一 | 寛延二 | 一七四九 | 五三 | |
万葉考 | 二〇 | 明和五 | 一七六八 | 七二 | |
冠辞考 | 一〇 | 宝暦七 | 一七五七 | 六一 | |
延喜式祝詞解 | 五 | 延享三 | 一七四六 | 五〇 | |
祝詞考 | 三 | 明和五 | 一七六八 | 七二 | |
古今和歌集など歌に関するもの | |||||
古今和歌集打聴 | 二〇 | 明和元 | 一七六四 | 六八 | |
古今和歌集左注論 | 一 | 寛保二 | 一七四二 | 四六 | |
金槐和歌集校 | 三 | 宝暦五 | 一七五五 | 五九 | |
神楽歌考 | 一 | 明和三 | 一七六六 | 七〇 | |
催馬楽考 | 一 | 明和三 | 一七六六 | 七〇 | |
物語に関するもの | |||||
源氏物語新釈 | 五四 | 宝暦八 | 一七五八 | 六二 | |
伊勢物語古意 | 六 | 宝暦三 | 一七五三 | 五七 | |
大和物語直解 | 三 | 宝暦一〇 | 一七六〇 | 六四 | |
国体に関するもの | |||||
国意考 | 一 | 明和二 | 一七六五 | 六九 | |
書意考 | 一 | 明和六 | 一七六九 | 七三 | |
歌論に関するもの | |||||
国歌八論余言拾遺 | 一 | 延享元 | 一七四四 | 四八 | |
にひまなび | 一 | 明和二 | 一七六五 | 六九 | |
歌意考 | 一 | 明和元 | 一七六四 | 六八 | |
有職故実に関するもの | |||||
古器考 | 一 | 寛延二 | 一七四九 | 五三 | |
古冠考 | 一 | 宝暦一〇 | 一七六〇 | 六四 | |
音韻語法に関するもの | |||||
文意考 | 一 | 延享四 | 一九四七 | 五一 | |
語意考 | 一 | 明和六 | 一七六九 | 七三 | |
久邇闘致考 | 一 | 明和二 | 一七六五 | 六九 | |
紀行・日記その他のもの | |||||
旅のなぐさ(西帰) | 一 | 元文元 | 一七三六 | 四〇 | |
岡部日記(東帰) | 一 | 元文五 | 一七四〇 | 四四 | |
後の岡部日記 | 一 | 延享二 | 一七四五 | 四九 | |
県居問答書 | 一 | 宝暦九 | 一七九五 | 六三 |
(表)賀茂真渕略年譜
年次 | 西暦 | 年令 | 事項 |
元禄一〇 | 一六九七 | 一 | 三月四日、遠江国敷智郡岡部郷に生まれる。幼名三四 |
宝永 四 | 一七〇七 | 一一 | 二月、杉浦真崎に手習を受ける。このとき国頭に入門する |
正保 四 | 一七一四 | 一八 | このころ父母から古歌を学ぶ |
享保 五 | 一七二〇 | 二四 | 国頭家の歌会始まり出詠、政躬と称す |
六 | 一七二一 | 二五 | 実名を政藤と改める |
七 | 一七二二 | 二六 | 四月、国頭家の歌会において始めて春満に接す。春満五四歳 |
八 | 一七二三 | 二七 | 一一月、実名を政成と改める。このころ渡辺蒙庵に漢学を学ぶ |
九 | 一七二四 | 二八 | 二月、甘露寺雅会出席、政成名 |
四月、神立社雅会出席、效成名 | |||
八月、柳瀬方塾亭歌会に出詠 | |||
一〇 | 一七二五 | 二九 | 詠草に春栖の名がある |
浜松本陣梅谷甚三郎方良の聟養子となる | |||
一四 | 一七二九 | 三三 | 八月、浜松に帰省して入野臨江寺の雅会に出詠する。春栖名、国頭、方塾ら同席 |
一七 | 一七三二 | 三六 | 五月、父政信没す。七九歳、法名田億宗閑居士 |
一八 | 一七三三 | 三七 | 三月、上京して春満に学ぶ、同家の月並歌会に出詠、渕満・真渕を称する |
一九 | 一七三四 | 三八 | 三月、青楓亭の雅会に出詠する。同月、京都に戻る、和歌会詠草に賀茂真渕の名がある |
二〇 | 一七三五 | 三九 | 四月、春満家において『百人一首』を講ずる |
一〇月、浜松に帰省する | |||
元文 元 | 一七三六 | 四〇 | 四月、浜松に帰省、紀行『旅のなぐさ』(西帰)を草する |
一〇月、方塾亭の春満追悼歌会に出詠する | |||
二 | 一七三七 | 四一 | 三月、始めて江戸に出て在満家に寄宿する |
三 | 一七三八 | 四二 | 二月、浜松に帰省する |
五 | 一七四〇 | 四四 | 七月、浜松に帰省、『岡部日記』(東帰)を草する |
寛保 二 | 一七四二 | 四六 | 『万葉集遠江歌考』成る |
延享 二 | 一七四五 | 四九 | 一月、実母没す |
九月、帰省、『後の岡部日記』を草する | |||
三 | 一七四六 | 五〇 | 二月、田安宗武に和学御用仰付けられる |
九月、『延喜式祝詞解』成る | |||
四 | 一七四七 | 五一 | 『文意考』成る |
寛延 二 | 一七四九 | 五三 | 三月、『万葉解』成る |
宝暦 元 | 一七五一 | 五五 | 六月、『万葉』会読をはじめる。 |
九月、梅谷の妻没す | |||
二 | 一七五二 | 五六 | 『三代集総説』『万葉集新採百首解』成る |
三 | 一七五三 | 五七 | 『伊勢物語古意』成る |
五 | 一七五五 | 五九 | 九月、自宅を古風に作る |
七 | 一七五七 | 六一 | 六月、『冠辞考』成る。 |
八月、『古事記頭書』成る | |||
八 | 一七五八 | 六二 | 四月、『源氏物語新釈』成る |
九 | 一七五九 | 六三 | 八月、『雑問答考』成る |
一〇 | 一七六〇 | 六四 | 六月、『古冠考』『直冠考』成る |
一一月、隠居する。 | |||
一二月、『大和物語直解』成る | |||
一二 | 一七六二 | 六六 | 一月、賀茂県主家歌会始 |
一三 | 一七六三 | 六七 | 二月、大和に旅する。 |
五月、本居宣長に会う | |||
明和 元 | 一七六四 | 六八 | 七月、浜町に移り県居と号する |
『古今和歌集打聴』『歌意考』成る | |||
二 | 一七六五 | 六九 | 『古今集序表考』『にひまなび』『国意考』『宇比麻奈備』『日本紀和歌略註』成る |
三 | 一七六六 | 七〇 | 『万葉集竹取翁歌解』『神楽歌考』『催馬楽考』『神遊考』『風俗歌考』成る |
四 | 一七六七 | 七一 | 『続万葉論』成る |
五 | 一七六八 | 七二 | 『仮名書古事記』『祝詞考』『万葉考』『柿本朝臣人麿歌集之考』成る |
六 | 一七六九 | 七三 | 『語意考』『書意考』成る。 |
一〇月三〇日没し、江戸品川東海寺少林院に葬る |