霊祭と歌会

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 遠州地方の郷村にうけいれられた国学運動は、鈴屋門流の人々の手で大きく展開された。真渕・宣長の没後、遠州の国学者たちはしきりに霊祭歌会を行ない、あわせて一神六霊祭を催し、国学運動を一段と強く推進した。【高林方朗】その内容は下表に示すとおりであるが、これら多くの霊祭歌会は、高林方朗(後述)の力によって行なわれたものである。
 
(表)国学者追悼祭その他一覧表
開催期日名称開催場所出席者数
享和元年11月27.8日真渕33年祭見付鈴木本陣宅真竜ら16.7名
宣長追悼会
文化10年9月13日宣長13年祭高林方朗宅13名
文化14年8月27日宣長17年祭浜松梅谷本陣宅 
文政元年9月20日真渕50年祭54名
文政6年9月20日一神六霊祭見付鈴木本陣宅19名
天保10年3月22日県居霊社上棟遷座式  
天保13年3月6日県居霊社竟宴歌会浜松梅谷本陣宅