目次
/
第七章 文化の興隆
/
第五節 庶民の教養・娯楽
/
一 俳諧
/
俳諧の普及
百洲
553 ~ 554 / 686ページ
【白兎】百洲は笠井(当市笠井町)稲荷明神の神主で、通称池田庄三郎、名を勝彦という。俳諧を江戸の白井鳥酔に学び、鵞群堂と号した。また一面和歌をもたしなんだ。兄弟子士竜庵百明と親しく、文化三年五月十四日五十歳で没し、同所定明寺に葬られた。白兎は松嶋(当市松島町)の鈴木五右衛門である。