[俳諧の庶民化]

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 【普大寺 完来筆芭蕉句碑】寛政二年(一七九〇)浜松普大寺の庭に芭蕉の「白露もこほさぬ萩のうねり哉」と刻んだ句碑が建てられた。前にのべた白輅・徐生・柳也・知白などの月並会の人たちが建てたものと思われる。雪中庵四世完来の染筆で、このころ完来が浜松を訪れたと考えられる。
 普大寺は明治初年廃寺となり、句碑は伝馬町に移された(大正年間にふたたび鴨江の遊郭に移されたが、昭和二十年の戦災で破壊)。