目次
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第七章 文化の興隆
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第五節 庶民の教養・娯楽
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二 建築・絵画・書道
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半香・顕斎時代
鴨渓
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鴨渓(おうけい)(一七九四-一八五七)は本名緑介。絵は文晃に学んで人物画が巧みであった。【遠江名勝図】嘉永二年(一八四九)に文晃・半香・桂巌・隆古らの絵、賀茂真渕の歌、石川依平の文、山塘・秋巌の詩等をまとめて『遠江名勝図』を刊行した。また半香と共に書画会を開いて後輩を指導した。安政四年没、のち林鶴梁(時の中泉代官)撰文の頌徳碑が見付の金剛寺境内に建てられた。