生海

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 中村生海(一八三五-一九〇三)は宇布見に生まれ、字を碧、通称房次郎、はじめ碧水と号した。嘉永四年(一八五一)ごろ師顕斎に伴われて各地を巡歴、また安政元年にも気賀・吉田などを、さらに翌二年八月、如璋もともに新居・岡崎・刈谷を巡り、つねに顕斎のかたわらにあって教えをうけた(『郷土諸家遺墨展覧会目録』『駿遠書画名鑑』)。