花学院の絵馬

580 ~ 580 / 686ページ
 浜松地方の絵馬について述べると、
 西鴨江の花学院(慶安四年再建)には絵馬十八面が掲げられ、そのうち江戸期のものはつぎの表のとおりで、いずれも彩色を施したすぐれた作品である。なお、承応年間に奉納された二面のうち一面には浜松藩主太田資宗の臣落合与次右衛門の名がしるされている。

花学院の絵馬(浜松市西鴨江町 花学院)

(表)花学院
番号画題奉掛年月奉納者
1褐色の馬一頭承応2年2月
2白色の馬一頭4年2月
3武者十余人享保13年西鴨江・片草・志都呂の人
4熊谷直実と平敦盛天明7年皐月36人
5武者の絵寛政8年3月
6支那人遊戯文政元年初頭志都呂など14人
7鳥と花天保11年9月
8熊谷直実と平敦盛安政5年如月志都呂の7人
9武者二人元治元年