目次
/
第七章 文化の興隆
/
第六節 生活と習俗
/
風俗
履物
613 ~ 613 / 686ページ
一般の履物としては、手製の藁草履、道中には草鞋。下駄は手製の焼杉といって表を焼き、鼻緒は黒茶の木綿ですげた。文化七年には駒下駄はすたれ、同十一年から角の差下駄を履くようになった。女下駄も天保十四年ころ江戸から伝わったと伝えられている(以上多くは竹村広蔭「変化抄」『浜松市史史料編四』による)。