履物

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 一般の履物としては、手製の藁草履、道中には草鞋。下駄は手製の焼杉といって表を焼き、鼻緒は黒茶の木綿ですげた。文化七年には駒下駄はすたれ、同十一年から角の差下駄を履くようになった。女下駄も天保十四年ころ江戸から伝わったと伝えられている(以上多くは竹村広蔭「変化抄」『浜松市史史料編四』による)。