三番叟

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 三番叟(さんばそう)振付 愛知県北設楽郡田峰観音で、古くから行なわれている田楽祭は有名であるが、これと共に同観音における奉納三番叟も名高い。この三番叟は安政四年(一八五七)都田村の幸三郎という村芝居の振付けによって教えを受けたのが始まりである。三番叟は芝居の振付けに行なう舞曲で、最もめでたいものとされている。これによってみても、都田村の地狂言が盛んであったこと、とくに三番叟はとなりの東三河地方にも相当影響をおよぼしたことがうかがわれる。