目次
/
近代編
/
第二章 近代浜松の基礎
/
第一節 浜松県から静岡県へ
/
第一項 浜松地方諸領の推移
/
静岡藩と浜松
駿府藩 静岡藩
8 ~ 8 / 729ページ
上野戦争が終り関東の大勢が定まると、新政府は徳川家の家督を田安亀之助(徳川家達)に相続させ「駿河国府中之城主」に命じ「領地高七十万石」を与える旨発表した。ときに慶応四年五月二十四日であった。その封地は駿河国一円と遠江国の大部分(堀江藩領を除く)陸奥と定められたが、九月に陸奥は三河に変更となった。駿府藩(府中藩)と称したが明治二年六月版籍奉還が行なわれ、静岡藩と呼んだ(六月十七日)。