浜松の仮戸長と管轄地

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 この時浜松宿では仮戸長心得に杉浦彦惣、仮副長心得に梅谷甚三郎・市川吉平が命ぜられており、その管轄地域名は左の通りであった。
 
 一梅谷甚三郎 八百五十八軒 秋葉町・清水町・利(とぎ)町・本魚町・紺屋町・大工町・大堀新地・猿屋町・愛宕町・七軒町・成子坂町・塩町・旅籠町・伝馬町・連尺町・神明町・平田町・平田村
 一市川吉平 七百四十九軒 田町・肴町・後道新地・鍛冶町・板屋町・新町・早馬町・下垂町・池町
 
 なお士族勤番組は別に定められ、その地域は城内・馬冷・作左・袋町・高町・半頭(はんこう)町・鴨江小路・白山下・分器・船蔵・元目・年行事(司)・下馬場・後道・御組町・早馬などで、このほか三方原・和地山等各地に分宿している士族も含まれていたと推測される。