浜松県大要(明治6年)
戸数 | 88,743戸 |
人口 | 414,928人 |
士族 | 22,090人 |
僧侶 | 3,796人 |
平民 | 238,077人 |
宿数 | 浜松以下9か宿 |
村数 | 1,142村 |
(『浜松県一覧表』)
県の分合廃置は必ずしも実状に添わない点があり、明治十三年ごろから廃止された県の復活論が行なわれるようになった。こうした風潮の中に生じたのが、かねがね浜松県廃止に不平の念を抱いていた浜松県の復活運動であった。【十六年】主唱者は竹村太郎(県会議員、敷知郡入野村)・竹山謙三(敷知長上浜名郡長、長上郡下堀村)・岡田良一郎(佐野城東郡長)・小野田松一郎(豊田磐田山名郡長)などで、明治十六年十一月十三日竹村太郎ほか四十五名連署による「旧浜松県再建之議」の建白となった。