大区小区制廃止 郡制実施

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 さて、広域行政を意図した大区小区制は、とかくその住民の長い間の風習や生活感情を無視して実施をいそいだ嫌があり、ともすると紛糾を起しがちであった。そこで、この大区小区制を廃し、郡町村を復活して自治体として認め、府県会の設立や地方税の確保を目的として明治十一年(一八七八)七月制定をみたのが、いわゆる三新法(「郡区町村編制法」「府県会規則」「地方税規則」)で、そのうち郡区町村編制法の実施により大区小区制は翌十二年三月廃止となり、郡制の実施となった。