連合制の発達 浜松宿二十六か町村連合会 地方自治制の出発 浜松宿議会

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 明治十二年三月町村会規則が定められ、町村に町村会・町村連合会が設けられた。浜松地方では浜松宿二十六か町村連合会が結成され、十二年六月に選挙が行なわれたが選挙手続に誤りがあったので十二月改選(前頁表参照)、議長に樋口林治郎、副議長に林弥十郎が選ばれた。【十三年四月】ついで十三年四月区町村会法が定められ町村会が公的の代議機関として公認されると、浜松宿単独で、これを三十選挙区に分かち、毎区一名の議員を選出した。議長樋口林治郎(連尺町)副議長杉浦彦惣。宿政はこれらの議員たちによって行なわれることになった。ついで明治十四年十二月に三郡連合町村会が敷知・長上・浜名郡下に設けられた。
 
浜松宿二十六か町村連合会議員
明治13年改選明治12年選挙
議員名選挙区議員名
若森又次郎(元魚町)清水寅太郎
小西四郎(神明町)武田勘平
本田五十司(名残町)●山崎金重
松下安平(紺屋町)●岡田安貞
山田和三郎(下垂町)熊野俊治
酒井吉重(旅籠町)大庭作平
武田勘平(寺島村)樋口林治郎
伊東宗作(上新町)林弥十郎
(七軒町)
●和田義正(分器)小野江吉次郎
松下茂平(平田町)殿岡善太郎
水島敬四郎(塩町)小野江善八
中野丹入(大工町)松本兵次郎
吉川彦太郎(池町)川瀬豊三郎
杉浦彦惣(鴨江小路)伊藤範三
●岡田安貞(後道)●石井禎喜
樋口林治郎(連尺町)樋口弥一郎
谷野治平(肴町)伊藤重平
内藤彦十郎(沢村)水島敬四郎
松本半蔵(新町)藤井為二郎
西尾幸太郎(早馬)市川庄次郎
神谷常三郎(成子)鶴見信平
●矢部暎(旧城内)田中太五郎
小野江善八(田町)谷野治平
鈴木忠篤(半頭町)武田又七
●伊藤脩忠(名残士族町)中村藤吉
殿岡善太郎(伝馬町)渥美久四郎
島益(利町)伊東宗作
金原吉十郎(鍛冶町)間渕重太郎
市川庄次郎(板屋町)神谷常三郎
●林勝昌(高町)

●印 士族